宇宙との繋がり

シンクロニシティとは、精神分析界の中ではフロイドと並ぶ世界的な権威のカール・グスタフ・ユングによって提唱されたもので、「意味を持つ偶然の一致」のことです。ユングは、「シンクロニシティ、つまり偶然の一致はただの偶然ではなく、深い意味が隠されている。この世の中の出来事に、偶然というものはなく、すべて必然なのである」と考えました。
定義だけを見ていても分かりにくいのですが、最も分かりやすいものに例えるなら、予知夢とか勘、虫の知らせなどですね。

物事には全く持って偶然ということはありますが、その中には潜在意識の何かと共鳴していることがあったり、自分では偶然だと思っていても、実際には潜在意識との共鳴によって無意識のうちに自分自身をそうした状況に置くように動くなど、偶然だけれど
偶然とは言えないこともあるものです。

それを、シンクロニシティと呼びます。

シンクロニシティの分類

シンクロニシティとは、どんな状況で起きるのか、意味のある偶然の一致の状況はどういう事なのか、分類と例をあげていきます。

ユングが分類した3つのシンクロニシティ

1 何かを考えたり、思ったりしているのと同時に、同じ場所で、それに関係があるような事が起きる。

例)遠くに遊びに行きたいなーと思っていたら、友達から海外旅行に行かないかと誘われた。

2 何かを考えたり、思ったりしているのと同時に離れた場所で、それに関係があるような事が起きる。

例)夕食後、母に連絡をしたら、まったく同じ献立だった。

3 何かを考えたり、思ったりしたことと、関係のあるような事が、未来に起きる。

例)小さい頃から歌手になりたいと思っていたら、本当に歌手になれた。

ユングの定義だと引き寄せの法則に近いものを感じますよね。

考古学者のフランク・ジョセフも、シンクロニシティを研究していて、偶然の一致について800人以上インタビューを試み、多くの文献などから実例を収集ました。
その結果、17の分類を作りました。

フランク・ジョセフの17のシンクロニシティ

1 物品
2 数字
3 環境および動物に関する前兆
4 予兆(虫の知らせ)
5 夢
6 導き
7 テレパシー
8 パラレル・ライフ
9 ルーツ
10 芸術
11 警告
12 死
13 救済
14 生まれ変わり
15 天職
16 謎
17 人生を変えるような出来事

こうした事に、注意をしておくと、シンクロニシティに気付きやすくなるかもしれません。

潜在意識とシンクロニシティの関わり

シンクロニシティは、いまだに解明されていないものです。仮説はたくさんありますが、一番有名な仮説としては、ユングの「集合的無意識」という概念ですね。

集合的無意識とは?

集合的無意識というのは、全てのものは、無意識で繋がっていて連動している。という概念です。

今僕達が見ている世界が、顕在意識の世界で、脳の10%程度の領域。パソコンで言うメモリ。
そして、潜在意識の世界というのは無意識の記憶で脳の90%の領域。パソコンで言うハードディスク。
では、集合的無意識というのは、5次元、高次元、宇宙、霊界、天界、ワンネス、神、阿頼耶識(ダークマター)と呼ばれている世界、脳を自分の外界でバックアップするという領域。パソコンで言う外部サーバーみたいなものですね。

集合的無意識を映像で理解しやすいのが、All You Need Is Killという映画です。

この映画は、トムクルーズが主演していて、地球を襲うギタイというエイリアンと戦う話。このギタイというエイリアン達は、各々全て謎の感覚で繋がっているため、一体のエイリアンが人間との戦いを学習して強くなったら、全部のエイリアンが同じように強くなってしまう、というものです。
このエイリアン達が行っているバックアップこそが、ユングの提唱する無意識で繋がって全て連動している世界ですね。

まとめると、僕達の思考や行動が、自分から離れた外界によってバックアップされ、繋がっているおかげで、色んな偶然が世界中で起きている。それがシンクロニシティを引き起こしているという仮説です。

シンクロニシティの体験談

僕自身は、シンクロニシティというのは、意識していない(意識する事が難しい)だけで常に起きている事だと考えています。自分自身が、「意味のある偶然の一致」を、よく観察すると、シンクロニシティが起きている、という感覚です。

僕のシンクロニシティの体験談で言うと、過去同じ名前の女性と付き合ったことが何度もあり、しかも僕と手相がすごく似ていました。
学生時代はクラスにまったく同じ誕生日の人が僕を含めて4人いた事もありました。
ちなみに、妹の旦那さんが祖母と同じ誕生日で、妹の旦那さんの弟が僕と同じ誕生日(年は違うけど)。(僕の妹夫婦は他にもシンクロニシティがたくさんありました。)

他に、自分の仕事でも先見の明ではないですが、こうなるっていう予測の通りになった事があります。
起きた出来事は、今さら誰でも書けるので書かないですが、周りはその通りになったなって言ってくれています。(ただし、僕が興味のある出来事だけであって、なんでもかんでも予測できるわけはないです)

という具合に、自分の体験上、コントロール出来ない、確率上低い一致という事が確かに何度もあります。

こういったシンクロニシティからどう読み取るのか、という事がわかったらもっと面白いと思うのですが、残念ながら僕にはその能力がないため、シンクロがあるなぁ、というレベルでしか体験できていないのが実情です。

シンクロニシティで起こる偶然は、顕在意識や科学では解明する事が出来ていません。

しかし、潜在意識のレベルまで掘り下げてみると、スピリチュアルな部分でシンクロニシティに気付く何かを僕たちは持っていて、それに向かって無意識のうちに自分の行動を管理しているのかと思います。

例えば、どういうことか頭では理解できないけれど、なんとなく虫の知らせを受けたという場合、その虫の知らせはおそらく潜在意識のレベルから発せられたものだと考えることができます。

決して科学では説明することができない未知の世界なわけで、それこそが精神世界を模索しながら自分自身の潜在意識と関わることができるきっかけになりますね。

もしも普段の生活の中で、なんとなく虫の知らせを感じたり、よく分からないけれど何かに突き動かされるような気持ちになったとしたら、それはもしかしたらシンクロニシティかも。